嫁姑のお話。(暗くならないお話を目指します!笑)
昨年義母が亡くなり、30年余りになる『嫁』を卒業いたしました。
結婚2年余りで長男の誕生とともに完全同居。
今、振り返ると、私の結婚生活の約3分の2は、義母が全てでした。
右と言われたら右、やっぱり左と言われれば左へ。
それまでの、自分にとっては幸せだった20数年の自分を悉く否定されているような日々。
それは、育ててくれた大好きな両親も同時に否定されているようなもの。
だから、そうならないよう、必死に『良い嫁』と思われるようにがんばりました。
200%の気遣い、先回りしてお膳立てし。
とにかく義母に認められるよう、注意を受けないように・・・そればかりでした。
それは子育てに関しても同じで、世間が大丈夫なことも義母がダメだということはさせられない。
毎日毎日毎日毎日……義母の目を気にして過ごしていました。
そんな私だったから、もともと自信家だった義母は、どんどん超がつくほどの?姑になってしまったのかもしれません。
自分に自信がないがために、勝手に洗脳されてしまったのかな?
主人は忙しい人で、ほとんど家にいなかったため、家庭や子育てのことはほとんど自分がやっていました。
頼ってはいけないとどこかで思ってたし、主人が関わることがまた義母との関係をややこしくしてしまうと感じていたところもあったかな?
それに、自分の親の悪口は、やっぱり聞きたくないでしょうしね。
実家に関しても同じ。
愚痴をこぼすのは、義母へのルール違反と思っていて言わなかったです。
それをすると、自分の立場に返ってくるような…そんな気持ちもありました。
そんな私も、時が経ち、歳を重ね、子供の成長とともに再び自分も社会に出るようになりいろいろな経験をしていろいろな人と出会い…いろいろなことが見える余裕ができた頃、何かがプツンと切れて、今まで知らず知らずに溜め込んできた思いが噴出して…
何かおかしい!
私は自分自身が良いと思うことをしていこう!
もう『良い嫁』といわれなくてもいいや!
と、吹っ切れてしまったのです。
それからは、200%だった気遣いが80%くらいに…笑笑
やらなくてはいけないことはちゃんとやり、普通に生活はしていても、義母とどこか距離をおいてしまいました。
だからもしかしたら最後の方は、寂しい思いもさせてしまったかもという後悔も無きにしも非ずです。
そして、今現在、卒業して思うこと。
自分にとってできる限り一生懸命だったことは本当に褒めてあげたいのですが、私自身も間違っていたところもあるのだと思います。
ある時、一見頑張り屋に見える私の性格を『それはね、負けず嫌いっていうのよ』と言ってくれた友人がいて、ハッとしたことがありました。
本当に、ハッとして…
その言葉があまりにピタリとはまって素直に受け止めることができたのです。笑笑
絶対認められないであろう自分の立場を、より一層認められるよう死ぬ気で頑張ったり、近しい人にSOSを出さなかったのもそれだったのだと…
でも、頑張りどころはそこではなかった。
どうせ途中でバランス崩してやり抜けなくなってしまうなら、そんなところで負けず嫌いを使わず、もっと素直に曝け出して、それでダメになるなら別居だって、究極の選択だけど離婚だってありだったはず。
気がつくのが遅すぎて、晩年になって不平不満や愚痴が溢れてしまい、優しくなれなくなってしまった自分を自分自身本当に好きではないです。
今現在、もしくは、まだ始まったばかりで悩んでいる方がいれば、これはダメダメな例です!笑
好きになった人の親なのだから、はなっから必要以上にガードを固めたり嫌うことは望ましくないです。
でも、性格は十人十色。
十人十色同士が縁あって嫁姑になるのだから、組み合わせは無限大です。
ましてや育った環境も時代も違えば色々感じることも違うのも当たり前なので、初めからうまくいくわけもないので、一応立場もわきまえながら少しの努力は必要だとも思います。
それでもダメならお互いのために無理せず別居を考えるのだって良いと思います。
別居したら仲良くできるようになったという話も聞いたことがありますし・・・
我慢したり必要以上に嫌ったりせず、同居であろうと別居であろうと向き合う気持ちがあればきっと最終的には良い関係になれるのではないかな?などと思います。
などと偉そうに言いつつ…
嫁姑問題は、いつの時代も永遠のテーマとのこと。
お相手にもよりけりですしね、なかなか理屈通りにはいかないかなー💦
でも、せっかくのご縁。
楽しい家族になれたら幸せも倍増ですよね😊😊
なんだか矛盾しているところがあったらすみません・・・
偉そうに語れる立場でもございませんでしたが、長々語ってしまいました(笑)
長男、まだ縁がないらしくお嫁さんがいませんが、もしかしたら今度は私が『姑』になる日も遠くないかもしれません。
その日が来たら、自分はうまくやれるのか…
きっと自信はない自分が底辺にあるので、全く全然自信はありません。
また悩むのかな?
でも、愛情を持ち、干渉はせず!、温かな気持ちで接していきたいです😊💕
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